アーティスト

25日(月) 今日は映画『アーティスト(The Artist)』(2011 仏) を観ました。

舞台は1927年のハリウッド。
サイレント映画の大スター，ジョージ･バレンタイン(ジャン･デュジャルダン)は新人女優ペピー･ミラー(ベレニス･ベジョ)と出会う。
ジョージはペピーに「女優には個性が必要だ」と彼女に「つけぼくろ」を付けてやる。
互いに惹かれ合うものを感じながらも，２人はそのまま何事もなく別れる。
折しも映画産業は無声からトーキーのへの移行期。
無声映画に固執し続けるジョージが落ちぶれていく一方で，ペピーはスターダムを駆け上がっていく。

カンヌ国際映画祭で主演男優賞(ジャン･デュジャルダン)，アカデミー賞で作品賞，監督賞(ミシェル･アザナヴィシウス)，主演男優賞など５部門を受賞した白黒＆サイレントのラブストーリーです。
愛犬ジャックがジョージの焼け死ぬところを救ったところや，火事の中でもジョージが抱きしめて放そうとしなかったフィルム，それはかつてペピーがエキストラ出演したジョージの主演映画だったこと。
終盤のジョージとペピーのペアダンスは何とも素晴らしいですね。
愛犬ジャックはさしずめ第３のアーティストかな。
★★★★★