2016年6月16日木曜日

この世界の片隅に


16日(木) 今日は映画(テレビドラマ)『この世界の片隅に』を観ました。

すず(北川景子)は広島市江波で生まれた絵が得意な少女。
昭和19(1944)年,20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは,あらゆるものが欠乏していく中で日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。
だが戦争は進み,日本海軍の根拠地だった呉は何度もの空襲に襲われる。
庭先から毎日眺めていた軍艦たちが炎を上げ市街が灰燼に帰してゆく。
すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。
それでもなお,毎日を築くすずの営みは終わらない。
そして,昭和20(1945)年の夏がやってきた。




大事なものが奪われていっても,毎日を築くすずの営みは終わらない。
本作では昭和19~20年の広島・呉を舞台に,戦時中,毎日眺めていたものがいつしか変わり果て,身近なものが失われてもなお生きていく,主人公・すずさんのくらしを描いています。
大変な毎日でも工夫を凝らして生きていく,すずさんの姿はすべての世代に,静かで確かな勇気を与えることになるでしょう。
★★★★☆

2011 この世界の片隅に Kono Sekai no Katasumi ni

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