30日(水) 今日は映画『メグレ警視 フィンランドの犯罪』(1996 仏) を観ました。
フランスを代表する推理作家,ジョルジュ・シムノンが描くメグレ警視シリーズをドラマ化した傑作ミステリーです。
1991年のシリーズからは,名優ブリュノ・クレメールが好演。
1992年にフランス国営放送で放映されたシリーズで,29.8%の平均視聴率を達成した人気番組です。
華の都パリを舞台に展開されるが,描かれるのは路地裏で力無く横たわる男や悲しみに明け暮れる女など,夢を求めて都市に集まった日陰者の悲哀で,彼らに対するメグレ警視のまなざしの柔らかさが印象的です。
鋭い洞察力と忍耐強い捜査を信条に,ひとつひとつの事件を丁寧に解決していくメグレ警視。
時には本部と対立しながらも真実を求めて犯人を追いつめ,全ての謎を明らかにする。
★★★★☆
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