10日(水) 今日は映画『真珠の耳飾りの少女(Girl with a Pearl Earring)』を観ました。
1660年代のオランダ。
タイル絵師の父を持つグリート(スカーレット・ヨハンソン)はフェルメール(コリン・ファース)家に下働きとして入る。
妻(エッシー・デイヴィス)にアトリエの掃除を命じられ,「窓を拭いてよろしいですか? 光が変わりますが?」と問う。
芸術を理解しない妻との対比がされている。
彼女は陰影,色彩,構図に隠れた天分を持っていた。
才能を見出したフェルメールは彼女に遠近法や絵の具の調合を教える。
絵の構図が悪いと考えたグリートは,アトリエでモデルとなった椅子を除けて,陰影を強調する。
画家はこれを見て,描いていた椅子を消し,光と影を付け加える。
ついに,画家はグリートをモデルとした製作を決意する。
狂気の目で彼女を見て創造の苦しみに耐える画家。
妻はグリートに恋情を抱いていると誤解する。
画家が使用人とアトリエに篭りきっている事はあらぬ噂を呼び,妻を苦しめる。
とうとう,妻は逆上。
立ち入らないはずのアトリエに乱入して妻が見たものは,自分の耳飾りをつけたグリートの肖像画だった。
フェルメールの絵画「真珠の耳飾りの少女」を着想にトレイシー・シュヴァリエが書き上げた同名の小説を映画化した作品です。
スカーレット・ヨハンソンとコリン・ファース,とてもよかったです。
★★★★☆